News お知らせ
2016.06.20
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ゲーム制作会社G社(東京都)
お客様の課題と取り組み
G社は別件で一緒に仕事をしていたクライアントですが、ある時サイトからの集客についての話題が出たため、詳しく聞いてみると、「すでに自社のWebサイトを持っているものの一切活用ができていない」とのことでした。
同様の会社は非常に多いですが、主なWebサイト活用の問題点とは以下となります。
- ・最低限の内容でとりあえずサイトを作って公開しているだけになっている
- ・webで仕事が取れるわけがないと思っているため、予算をかけるのがもったいない
- ・サイトへの訪問者がどんな人なのか、アクセス数がどれくらいあるのか、誰もわかっていない
- ・どのように改善すればアクセスが増やせるのかがわからない
このような場合、いくつかの施策を行えば、最低限の費用でそれほど手間をかけずにアクセス数を確実に増加させることができます。
今回はリスティング広告の手段をとりました。具体的に事例をご紹介しましょう。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、一般ユーザーがyahooやgoogle等の検索エンジンを使ってキーワード検索をした結果ページに、そのキーワードと関連性の高いサイトを表示させる、有料のインターネット広告のことです(検索連動型広告の場合)。
自社サイトの認知・利用を広めるための手段として、SEO対策と並んで有効かつ重要な施策となります。
■「ゲーム制作会社 求人」で検索した場合
リスティング広告で誘導されるユーザーは、「関心事を検索する」という能動的アクションを起こしてアクセスしてきたのであり、商品やサービスにある程度関心のある、良質な見込み客と言えます。
また、検索してもらいやすいと推測されるキーワードに会社の特徴や強みを込めることで、予想もしていなかった業種・幅広い層からの、新たな受注を開拓できる可能性を秘めているのがリスティング広告です。
■【キーワード選定】リスティングは初めが肝心
リスティングを始めるにあたってはいくつのかのステップがあり、主なフェーズは以下となります。
リスティング広告は、ユーザーの検索したキーワードに連動して表示されるため、キーワードの選定が重要となりますが、顧客になりそうなユーザーが検索するだろうキーワードをピックアップする必要があります。
予算の範囲で、無駄なクリック料金をできるだけ排除し、有効なクリックを稼せがなければなりません。
そのためには「何を」 「誰に」 「どのように」の戦略が重要であり、その策定からお手伝いさせていただきました。
■ランディングページの制作
リスティング施策でもう一つ重要なのが、ランディングページの制作です。
広告がクリックされた際、ユーザーが最初に閲覧するよう設定されたページをランディングページといいます。
すでに自社サイトをもっている場合、そのサイトに誘導すればいいと見做されがちでが、しかし、会社の公式サイトともなるとさまざまな情報を盛り込むため、リンクやページ数も多く、階層もまちまちです。ユーザーの求めている情報がどのページにあるのか分かりにくい場合が少なくありません。
ランディングページは、特定キーワードで誘導してきたユーザーに、求めている情報をほぼ1ページの中に集約し効率よく提供することができるため、離脱率を少なくして広告効果を高めることができます。
ランディングページのポイントとしては、読み進めていくほどに、信頼を築けるようにストーリーを組んだ紙芝居を、縦に積み上げたようなページにすることです。G社の場合は以下のように組み立てました。
今回制作したランディングページのポイント
- ・信頼があり、興味が持てるメインイメージ&キャッチコピー
- ・G社ができること、依頼することで得られるメリットの説明
- ・社内や開発の信頼ある雰囲気の写真を掲載
- ・視覚的な相談から発注、納品までの流れの説明
- ・よくある質問を2〜3個ほど掲載
- ・お客様の満足度を円グラフで表示
- ・ご依頼頂いた企業のロゴ
- ・お問い合わせボタンから問い合わせフォーム表示
業種によってページの見せ方は異なります。ユーザー心理に訴えかけるように考えられたプレゼンテーション展開を行います。
ランディングページは専門の会社しか作れないわけではありません。
G社の場合も、当初このページはありませんでした。
そこで、お客様が「グラフィックを発注してみようかな」と思うような、発注へ意識を向かわせるための信頼ストーリー構成をもった最低限のワイヤフレーム(イメージを貼り付けたり、線で枠が書かれたページのイメージ設計)は弊社で提案を行い、G社内で簡単なランディングページを作っていただきました。
このランディングページを受け皿として、リスティング広告やSEO(検索エンジンの自然検索からの誘導)でクリックしたお客様を誘導し、それを追い込み漁のごとく、説得しながら読み進めていただき、最終的に問い合わせページに誘います。
問い合わせページにたどり着かないまでも、信頼あるイメージ(ブランディング)を刷り込み、潜在ニーズを増やす営業マンの効果として自動的に働くという仕組みです。
人を一人雇うよりも非常に安く、広告を出すよりもしっかりとイメージコントロールすることができるというわけです。
■リスティング広告運用結果
・月に5万円のGoogleサイト検索でのリスティングを投下
⇒仮設のキーワード広告(文字での表示広告)とディスプレイ広告(グラフィックでの表示広告)
その3ヶ月後の結果・・・
- ・1日当たりのアクセス数:1桁前半 ⇒ 一気にアクセス数が増加!1日当たり70人前後のユーザーが来訪
- ・1人当たり3ページほど閲覧されるようになった(3ページ×70人前後=合計210ページ程度/日)
- ・問い合わせが月に3~5件メールでくるようになった!
その6ヶ月後の結果・・・
- ・アクセス数がさらに増え、1日当たり150人前後のユーザー数が来訪
- ・1日に合計約450ページのアクセス(PV)
- ・問い合わせが月に10~15件メールでくるようになった!
■支援内容
【リスティング広告導入準備】
- ・Webサイトなどの利用目的のヒアリングを元に、戦略の提案
- ・ターゲットユーザーのヒアリング、分析、仮説の提案
- ・そのユーザーが検索するであろうキーワードの提案・選定
- ・調査対象の数値データ(KPI)の検討と決定
- ・インターネット広告の予算とメディア提案
- ・メディア別(Google、Yahoo!)のキーワードの検索ボリュームの調査
- ・Webサイトの基本的なSEO対策のチェックと設定
- ・ランディングページの提案
- ・ワイヤーフレーム作成と必要に応じてページ制作
【リスティング広告運用時】
- ・リスティング広告のキーワードとクリック単価費用の見直し、再設定(1ヶ月間確認しつつ毎日実施)
- ・アクセス数と訪問数、直帰率などのKPI数値レポート作成
- ・月に1度のミーティング設定、レポート報告会と詳細説明会実施